年齢が如実にあらわれる「肌」「髪」「爪」。
これらを若々しく保つために効果があるとされているのが「コラーゲン」です。
肌は表皮の下の真皮では、コラーゲンの繊維が絡み合い、ベッドのスプリングのような弾力構造を作っています。しかし、このコラーゲン繊維は20歳を過ぎると毎年約1%ずつ減少すると言われ、質も変化します。
これが、年齢を重ねると肌にたるみやしわができる原因と言われ、美容を気にする人がコラーゲンに注目する理由です。
『ゼライス ぷるぷるコラーゲンレシピ』(扶桑社/刊)は、コラーゲンを手軽に摂取できる食材としてゼラチンを取り上げ、おいしく楽しい取り入れ方を教えてくれます。
■一日の摂取量は?
特に適正な摂取量は決まっていませんが、多くの専門家による臨床試験では一日2~10gなので、これが目安になりそうです。
一度にたくさん摂っても代謝されてしまうので、少しずつこまめに摂るのがいいようです。
■ビタミンC、鉄分と一緒に摂れば効果アップ!?
ゼラチンを通してコラーゲンを摂取しても、それがそのまま体内に吸収されるわけではなく、胃や腸で分解されて、アミノ酸やアミノ酸が2、3個つながった小ペプチドの形で吸収されます。最近、この小ペプチドの中に、体内でのコラーゲンの合成を活発にするものがあることがわかってきているのですが、コラーゲンの合成にはビタミンCや鉄分が必要なので、これらを含んだ食品と一緒に摂るのがいいと言われています。
コラーゲンは毎日無理なく、正しい知識に基づいて計画的に摂ることが重要です。
本書は、家庭用ゼラチン市場でロングセラーを続ける「ゼライス」を使った全71品のレシピを掲載し、日常的にコラーゲンを食生活に取り入れることをすすめています。
掲載されているレシピを元に食事を作れば、家族全員元気になる食生活が実現できるはず。ゼラチンには保水性もあるので、ハンバーグなどのうまみを閉じ込めてジューシーに仕上げたり、パンケーキの生地をしっとりさせたりもします。食感が変化することにより、おいしさアップにも役立ちます。
料理に使うだけでなく、お米を炊くときに入れるとツヤツヤのご飯になる、味噌汁に入れるとコクが出るなど、毎日必ず食べるものにゼライスを足す方法も紹介されているため、飽きずに続けられそうです。
(新刊JP編集部)
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