インプレスコミュニケーションズで電子出版のプロデュースをしている佐藤です。
楽天koboイーブックストアやGoogle Playストア、Amazon Kindleストアなど、外資勢の電子書店が次々とスタートし、迎え撃つ国内電子書店もサービスの拡充や品揃えの拡大、独自端末の発売など、2012年は、まさに「電子書籍元年」という言葉が似合った1年でした。
それを受け継ぐ2013年は電子書籍市場にとってどのような年になるのか、今回は2012年末から1月の動向を踏まえて、今年の電子書籍市場を考えてみたいと思います。
このような「年初企画」を1月も終わろうとしているこの時期にあえてやろうとしているのには、理由があります。2012年~2013年にかけての年末年始は、昨年スタートした電子書店たちが迎えるはじめての一斉休暇の時期にあたります。もともと電子書籍は平日より休日のほうが動きがよいという特徴があり、外資系、国内勢のそれぞれの電子書店の状況や影響を総合的に確認するのによい時期でもあるためです。
今年の年末年始は休暇の期間がカレンダーの都合で長かった方が多く、電子書籍市場も活気を呈しておりました。また、冬のボーナスで電子書籍端末やタブレット、スマートフォンを購入しようという方も多かったようで、それに伴って私が見ている範囲では、どこの電子書店でも好調に感じました。
この時期は1月から始まるTVドラマの原作本やグイン・サーガやハヤカワ文庫など、まとまったタイトル数のタイトルが各書店で販売開始となったこともあり、文字ものの動きが特によかったようです。
2013年のトピックとしては、新年早々の日経新聞さんの記事によれば、アップル社の電子書店オープンがあるようです。昨年スタートした、書店の店頭で電子書籍が購入できるサービスは、今年はより多くの場所に広がっていくものと思われます。NTT DOCOMOさんの春モデルとして発表されたタブレット端末は1万円を切る価格設定になっており、タブレットの低価格化による普及台数の増加→電子書籍を読む環境の拡大は今年も引き続き伸びていきそうですね。