見慣れた景色も殺風景な部屋も、一輪の花を飾るだけで色鮮やかになり、気分が上がります。 その季節ごとの旬の花を飾る習慣がある人は少なくないはず。誕生日やプレゼントに花を贈ったことがある人もいるかもしれません。
特に3月は出会いと別れの季節。お世話になったあの人に感謝の気持ちを込めて一輪の花を贈るのもしゃれています。
そして、花ほど「意味」と「物語」に満ち溢れたものはありません。一つひとつに花言葉があり、一年の日々それぞれに誕生花があります。『366日の美しい誕生花【1日1花のエピソードと花言葉】』(ユーキャン刊)はそんな誕生花を集めた一冊。花に込められた意味と日付を知れば、花は単なる「プレゼント」ではなく「メッセージ」になります。
では、今注目の「あの人」の誕生花は何でしょうか。
まずは4月に放送開始予定のTBS系日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」で主演を務める福山雅治さん(1969年2月6日生)の誕生花は「ナノハナ」です。
ナノハナといえば、春の野の花の代表格で、多くの人が目にしたことがあるはず。鮮やかな黄色い花は、青空とのコントラストが印象的です。花言葉は、「快活/豊かさ」。
この日生まれの人は、信じた道をまっすぐに突き進むバイタリティがあるタイプで、クールななかに、周囲を惹きつける魅力があるのだとか。常に芸能界のトップランナーであり続ける福山さんにぴったりの花ですね。
また、現在放送中のフジテレビ系「女神の教室〜リーガル青春白書〜」で裁判官の柊木雫(ひいらぎしずく)役を務める女優の北川景子さんは1986年8月22日生まれ。この日の誕生花は「ハナウリクサ」。花がスミレによく似ていて、夏の暑さにも負けず春から秋まで元気に咲くことから「ナツスミレ」とも呼ばれています。花言葉は、「魅力的なあなた」。
この生命力からか、この日生まれの人は内面に大きなエネルギーを秘めていて、有言実行で道を切り拓いていく、とされます。周囲から頼られる人でもあるようです。
最後はスポーツ界から。3月8日に開幕するWBC(ワールド・べースボール・クラシック)の日本代表の主軸として期待される、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は、1994年7月5日生まれの28歳。
この日の誕生花は「イングリッシュラベンダー」です。独特のフレッシュな香りはドライフラワーにしても長続きし、美しい紫の花色も変わらないのが特徴。灰緑色の葉と花色のコントラストが美しい花です。花言葉は「幸福」。
この日生まれの人は、いつも何かに夢中で、エネルギッシュに活動する人。物腰の柔らかさと社交性とで人を惹きつけます。誰に対しても親身になれる優しさも持ち合わせている人なのだとか。野球に打ち込み実績を重ねつつも謙虚で人当りのいい大谷選手にぴったりの花ですね。
◇
本書では1年366日(うるう年含む)の誕生花と、その花の性質、数秘術で占ったその日に生まれた人の人柄などが紹介されていて、相手の誕生日や記念日にぴったりの花がわかります。旬の時期も教えてくれるため、プレゼントとして切り花を考える際の参考になってくれるはず。どの花も花屋さんで手に入れやすいのも安心です。
送別会や卒業、クラス替えなど、これまで一緒に過ごしてきた人とのお別れの季節。本書を手に大事なあの人や、お世話になった先生、退職していく上司など、自分にとって思い出深い人に花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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