日本を縁の下で支え、紛争地の治安維持など国際社会にも貢献している自衛隊。
しかし、親戚や知人に自衛隊員がいるという人は別として、普段メディアに取り上げられることが少ないせいか、自衛隊や自衛隊員について「よく知らない」という人が多いのではないだろうか。
『MAMOR(マモル)』(扶桑社/刊)は、2016年3月号で創刊9周年を迎える「自衛隊」をテーマにした異色の月刊誌。防衛省のオフィシャルマガジンということもあって、毎号自衛隊員たちの素顔や最新設備、そして日本の防衛にまつわる最新情報をわかりやすく発信している。
規律の厳しい自衛隊だが、『MAMOR(マモル)』の内容は決して「おカタい」ものではなく、かなりエンタメ寄りだ。創刊9周年となる2016年3月号では、「2015年の表紙を飾った女神たちから選ぶ 発表! マモル敬礼大賞」と銘打って、自衛隊の象徴ともいえる「敬礼」を特集。グラビアアイドルの山地まりさんやタレントの久松郁実さん、女優の宮崎香蓮さんなど、昨年同誌の表紙を飾った美女たちの中から、もっとも「正しい敬礼」をしている人物を審査。フィギュアスケーターの浅田舞さんを大賞に選出している。浅田さんをはじめ、自衛隊の制服を着た美女たちの敬礼ポーズはある意味衝撃的だ。
ちなみに、「正しい敬礼」とは本誌によると
・男性の場合は揃えた両足の爪先の角度を60度になるように開く。女性は55度
・背筋はきちんと伸ばし、背筋は張り気味にする。
・右手の指先は帽子のツバの右斜め前に当て、正面から手の甲と手の平が見えないようにする。上腕は地面と水平に(海自はこれより少し肘をたたみコンパクトな形)。
・左手は握って手首を体側に向ける。
など、かなり厳密に決まっているよう。敬礼の歴史や他国の敬礼との違いを解説する「敬礼学入門講座」とあわせて、なんと巻頭の12ページを割いて「敬礼」を特集している。
また、同誌には、自衛隊員のリアルな婚活情報がわかる「マモルの婚活」や、各部隊の任務を紹介する「Military Report」、女性隊員たちの素顔を取材する「ちーぱか・すっぴんインタビュー」、そして柳ゆり菜さんが登場したグラビア「防人たちの女神」など人気コーナーも多数。自衛隊員と自衛隊のありのままの姿を知ることができ、楽しくも勉強になる一冊になっている。
(新刊JP編集部)
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