ダイエットとして、そして生活習慣病の予防として、定期的に運動しないと……と思いつつ、つい怠けてしまいますよね。
でも、寒さに耐えてでも運動はした方がいいかもしれません。『弱ったカラダが1分でよくなる!』(日本文芸社/刊)の著者、今野清志さんは、習慣的に運動をすることによって、体内に酸素を取り込む力が強化され、「肩こり」「腰痛」「不眠」「目の疲労」など、様々な体の不調の改善に効果を発揮するとしています。
では、一体どんな運動が有効なのか。本書から見ていきましょう。
■「ジョギング」「ウォーキング」嫌いのための有酸素運動
酸素を取り込む力をアップさせる運動として適しているのは、比較的弱い負荷が長時間筋肉にかかる「有酸素運動」です。
「有酸素運動」の代表例といえば水泳やジョギング、ウォーキングなど。もちろんこれらを定期的に行うのもいいのですが、「もっと手軽に、短時間でできる運動がいい」という方には「縄跳び」がおすすめです。
もし、家の近くに縄跳びができそうな場所がなかったら、家の中でジャンプするだけでも構いません。というのも、「ジャンプ」は有酸素運動として酸素を体に取り込む力を高めてくれると同時に、内臓の血行を促進して体全体に酸素を行きわたらせる助けになってくれるのです。
■「軽いジャンプ」が体を変える
現代人はデスクワークなどによってつい「ねこ背」になりがちです。
「ねこ背」というのは前かがみになりますから、どうしても胃腸をはじめとした内臓を圧迫してしまいます。すると内臓は固くこわばり、血流が悪くなってしまいます。これでは、体中に充分な酸素を行きわたらせることができません。
「ジャンプ」がおすすめな理由はそこにあります。
「縄跳び」の要領で軽いジャンプを繰り返すと、内臓が刺激され、こわばった胃腸の血流が促進されます。酸素は血液に乗って全身に運ばれますから、血行の改善はそのまま「酸素を体に巡らせる力」につながるというわけです。
呼吸が浅かったり、酸素を体に取り込む力が弱かったりという理由で、普通に生活していても「酸欠」になってしまうケースは珍しくありません。そして、「酸欠」は体の様々な不調を引き起こします。
いつまでも健康で、元気よく生活するために、無理のない範囲で運動する習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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