大人気シリーズの映画化とあって、封切られる前から話題になっていた有川浩さん原作の『図書館戦争』だが、ゴールデンウイーク期間中も動員数ランキング(興行通信社調べ)で上位を堅持しており、好評を博している。さらに5月11日には、同じく有川浩さんの小説である『県庁おもてなし課』が映画化され、日本全国でロードショーされた。
この2作品に、TVアニメ化された荻原規子さんの人気小説シリーズ『RDG(レッドデータガール)』がプラスした角川文庫3作品が、東京メトロ丸の内線新宿駅構内に“登場”している。
登場しているのは壁面に飾られた超巨大な看板広告。高さは2メートル以上、そして横幅は20メートル以上になり、圧巻の一言だ。左から『県庁おもてなし課』、『図書館戦争』、そして『RDG』と並んでおり、否が応にも映画の宣伝写真やアニメのイラスト、そして文庫の表紙に惹きつけられることだろう。最近ではよく見られるようになった書籍の駅内広告だが、出版元の角川書店によれば「書籍の広告でこれほど巨大なものは異例」だという。
また、この巨大看板広告にはちょっとした仕掛けがある。「ハッケンくん」という角川文庫のマスコットキャラクターがたくさん描かれているのだが、その中に「恋するハッケンくん」というイラストが複数紛れている。その画像を撮影し、ハッシュタグをつけてツイッターにアップすると、映画『図書館戦争』のグッズ(非売品)や著者サイン本、オリジナル「ハッケンくん恋愛成就グッズ」が当たるというのだ。(キャンペーンの詳細は記事末尾のURLより)
映画化の効果もあり、文庫『図書館戦争』シリーズは累計400万部を突破、さらに『県庁おもてなし課』も発売からわずか1ヶ月で80万部を突破したという好評ぶりだ。
創刊65周年を迎えた角川文庫。今後も「ラブラブハッケンくんをさがせ!」のような、ユニークなキャンペーンが続くはずだ。
(新刊JP編集部)
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