impress QuickBooksプロデューサーの佐藤と申します。
今回よりスマホのための電子書籍レーベル「
impress QuickBooks」が電子書籍に関するコラムを担当することになりました。電子書籍・電子出版に関してBOOKウォッチの読者のみなさまのお役に立つ、おもしろい情報をお伝えしてまいりますので、よろしくお願いいたします。今回は、電子書籍生活を始めてみようという方の最初にして最大の疑問「電子書籍はどこで買えばいいの」に答えます! というテーマで、電子書籍の買い方と電子書店の選び方のポイントを解説します。
●電子書籍を買いにくい理由とは
電子書籍の「買い方」というのは、実はたいして難しくありません。どこの書店でも【1】会員登録してIDをつくる→【2】PCやスマートフォンアプリの書店機能で買いたい本を検索して購入手続き→【3】読書に使う端末にダウンロード、という流れはほぼ同じです。
ではなぜ買いにくいと感じるのか。それは「どこで買えばいいのかわからない」ためです。「
impress QuickBooks」はオリジナルの紙の本がなく、最初から電子書籍のために企画したレーベルですが、2012年の2月に創刊して以来、いちばん多くお客様からお問い合わせをいただくのが「本の内容に興味があるけど買い方がわからない、どこで買えばいいのかわからない」というものです。
電子書籍を販売する書店を"電子書店"といいますが、運営する企業は国内だけでも数多くあります。たとえば「impress QuickBooks」を取り扱っていただいている書店だけでも17あります(
書店リスト)。取り扱っていただいていない書店さんもまだまだありますし、新規の書店さんも続々とオープンしています。選択肢が全部でどれだけあるかがわかりにくいこと、選択肢がわかったとしても書店ごとの特徴がわかにくく、自分が利用すべき書店が絞れない、というのが悩むところです。
●電子書店は「3つの書店」を選ぼう
電子書店を利用する際は、書籍を購入する書店を増やしすぎないのがポイントです。現在のところ、ある書店で購入した書籍は、その書店の閲覧ソフトや端末以外では読めないケースがふつうで、いろいろな書店でばらばらに購入してしまうと、「あの本どこで買ったんだっけ?」と探すことになり、管理がめんどうになります。
出版社が自社の書籍を販売している書店や電子雑誌の取扱の有無といった違いはありますが、一般的な小説・ビジネス書・コミックなどであれば、主要な電子書店であれば品揃えはさほどかわりません。しかし出版社や書店の方針等で扱っていないものもあるので、ひとつの電子書店のみで買うのも難しいものです。
そこでimpress QuickBooksでは、以下の3つの観点でそれぞれ書店を選び、3つの書店を併用する方法をおすすめします。
【1】閲覧環境・端末や書店アプリの有無で書店を選ぶ
iPhone・iPadなどのiOS端末を使っている人であれば、iOSで買いやすいと一般に言われている「
紀伊國屋書店BookWebPlus」やiOSアプリの操作性に定評のある「
GALAPAGOS STORE」が人気です。2012年7月に日本でのサービスを開始した「
楽天koboイーブックストア」は楽天のIDが使えるほか、楽天会員であれば専用端末を割引価格で購入できます。Androidのスマートフォンをお使いの方は書店アプリの選択肢が多いのですが、ドコモやauのキャリア決済に対応している書店であれば決済が簡単に行えます。また、購入した書籍をiOS用アプリやパソコンなど多様な環境で見られる書店、スマートフォンの機種対応が迅速な書店を利用すると、今後の端末の買い換え時にも安心です。
【2】自分が読みたい本があるかどうかで書店を選ぶ
あくまで目的は「読みたい本を読む」ことですから、読みたい本のジャンルやシリーズを扱ってなかったのでは意味がありません。すでに買いたい本が決まっている場合は、その本のタイトルでいくつかの書店で検索してみて取り扱っていることを確認します。最近購入した紙の本のタイトルで検索して、ふだん自分が読んでいる本が電子書籍として販売されているかを確認するのもおすすめです。また、ラノベなど特定の出版社が強いジャンルの本をよく買われる方であれば、その出版社が運営している書店を選ぶと欲しい本が買いやすくなります。
【3】IDをすでにもっている書店を選ぶ
会員登録してすでにIDが発行されている書店があるなら、それを利用しましょう。IDの発行自体はパソコン上であれば数分で完了しますが、書店によってはクレジットカード情報などの支払い情報を登録することもあるので、「楽天」や「
セブンネット」などのように、ショッピングサイトのIDがあれば、それを利用するのが簡単です。また「紀伊國屋書店」「honto」などのようにポイントサービスがある書店であれば、書籍の購入でポイントを溜めたり、いままで溜めたポイントで書籍を購入できたりといったメリットがあります。
このようなポイントで利用する書店を3つに絞ることで、IDやパスワードの管理がしやすく、またiPhoneなどのスマートフォンで、書店事の閲覧アプリを大量にインストールする必要もなくなるのです。ぜひ自分にあった書店を見つけて、電子書籍を読んでみてください。