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それ、正しいですか? プロが伝える「手指消毒は確かな知識から」

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 スーパーマーケットの入り口で、消毒液を手のひらにシュッとひと吹き。そして拝むように両手をスリスリ......。よし完璧! と思いきや、実はこのやり方、十分に消毒されていない可能性がある。

 これからの時代、目に見えないウイルスから自分や家族を守るには、何よりも確かな知識を持ち、衛生グッズの品質を見極めて適切に使うことが求められる。

 特に注意したいのは指先。「これからは個人衛生の時代」と話すのは、サラヤ株式会社(以下、サラヤ)の村松寿代さん。サラヤは、「衛生」「環境」「健康」という3つのキーワードを事業の柱とし、より豊かで実りある地球社会の実現を目指し、徹底した清潔さを求めるプロ向けの洗浄・消毒剤を手がける企業。その中で主に現場で食品衛生指導や助言を行う、言わば「衛生のプロ」である村松さんに編集部が正しい対策を聞いた。

サラヤ株式会社サニテーション事業本部 食品衛生サポート部 食品衛生学術課次長の村松寿代さん

家庭で出来る「手洗いの基本」

―― 世の中に情報があふれ、正直、自分がきちんと消毒できているのか、どんな消毒剤を選んだらいいのか、分からなくなっている読者も多いと思います。

村松 徹底した手洗いや消毒は、これまでプロの現場で行われてきたことです。それが今、一般家庭でも求められるようになりました。これは、大きな変化だと思います。
 日々さまざまな情報が飛びかう中、不安に思われる方も多いでしょう。これからは自分のことは自分で守る「個人衛生」の意識が大切。そこで、創業以来、私たちサラヤが培ってきた衛生のノウハウをお伝えしたいと思います。

―― 改めて、家庭で出来る手洗いの基本を教えてください。

村松 主に食品を扱う現場で必要とされている、洗って、拭いて、殺菌・消毒まで行う「衛生的手洗い」が理想です。
 水が使えるようなら、まず石けん液を使ってゴシゴシと手を洗い、物理的にウイルスや菌などを洗い流すことです。

 正しい手洗い方法は、サラヤのホームページ「出来ていますか?せいけつ手洗い」でもご紹介しています。

 洗い残しのないように、きちんと行うと1回30秒はかかります。お料理の前やトイレの後には、この洗い方を2度くり返す2度洗いをおすすめします。

サラヤの「ハンドラボ」シリーズの一部


―― まずは、正しい手洗いを覚えることが第一歩なのですね。石けん液と言ってもいろいろありますが、選ぶ際のポイントは?

村松 殺菌・消毒の効果が認められている成分が入った「医薬部外品」がおすすめです。「薬用」の表示を目印に探すと良いですよ。

―― 手を洗って拭いた後の殺菌・消毒は、何を使えば良いですか?

村松 これまで、多くの方に手の洗い方を見せていただきましたが、正しい方法を知っていたとしても、短時間で終わらせたり、指先や手のシワの間などに洗い残しがあったりして、洗い足りないケースも多かったです。
 意外に思われるかもしれませんが、よく使う「きき手」ほど洗えていないのです。ウイルスや菌は目に見えないからこそ、アルコール消毒も併せて使えば安心です。

アルコール消毒は指先から。ポイントは手に卵をのせるイメージで

―― アルコール消毒と言えば、よくお店の入り口に置いてあります。シュッと手のひらにスプレーして、こすり合わせながら売り場へ向かうのも日常になってきました。

村松 実はそれ、十分に消毒できていないかもしれません。
 物を持つとき、真っ先に使うのは指先。ですから食品の現場で消毒液を噴霧するときは、手に卵をのせるイメージで指を曲げ、指先から液を受けるよう指導しています。それから両方の手のひらをすり合わせ、指先、指の背、手の甲、指の間、親指、手首と順にすり込みます。

手に卵をのせるイメージで指を曲げ、指先から液を受ける

―― どれくらいの量が必要ですか?

村松 アルコールの種類や濃度、手が濡れているか否か、手の大きさによって条件が異なるため、一概には言えません。
 ですが、現場で用いられるガイドラインでは、ひとつの目安として10~15秒間すり合わせた後、手が乾いた感じであれば不十分とも考えられています。その場合は消毒液を追加すると良いですね。

―― 手洗いと消毒を頻繁にするようになってから、「手荒れが気になる」という声も聞かれます。

村松 荒れた皮膚には雑菌が繁殖しますし、消毒液がしみて痛いので、十分に消毒行為が出来なくなるという悪循環に陥ってしまうことも。
 そうならないための商品開発や情報提供で皆さまの手の健康を守ることまでが真の「手指衛生」だと、私たちサラヤは考えています。

「皆さまの手の健康を守ることまでが真の『手指衛生』だ」と語る村松さん

―― サラヤの製品にはどのような工夫がされているのですか。

村松 「ハンドラボ 手指消毒スプレーVH」や「ハンドラボ 手指消毒ハンドジェルVS」は、有効成分のエタノールの効果を高め、広範囲のウイルスや細菌に対応するとともに、手肌にやさしく、かつ安定性も兼ね備えた商品です。
 これは長年の研究により実現した処方です。手が健康な状態でないと十分な消毒も出来ません。皆さまには、おやすみ前にハンドクリームなどでケアする大切さも知っていただきたいと思っています。

―― 家庭でアルコール消毒液を使う上で気を付けたいことは?

村松 ボトルに「火気厳禁」のマークがあるかを確認してください。アルコールの有効濃度が60%以上の消毒液には表示されています。
 お料理前の消毒が大切だとは言え、「火気厳禁」のマークがあるものは、決して火の近くでは使わないようにしてください。また、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、お子さまの手が届かないところに置くようにしましょう。

アルコールの有効濃度が60%以上の消毒液に表示されている「火気厳禁」のマーク

―― このところ、アルコール以外にも消毒液として次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウムが知られていますが、どう違うのでしょうか?

村松 次亜塩素酸水は、もともと食品衛生法で製法等が定義され成分規格も定められている食品添加物ですが、不安定な物質なので作り置きは出来ません。専用の機器で生成しながら使うものになります。
 一方、次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性。使用するときは希釈します。いわゆる漂白剤と同じ成分で、素手では使えませんので注意してください。用途としては、お風呂場や学校のトイレの床など広範囲の環境消毒に向いています。使用する際は手袋着用で換気し、最後は水で洗い流す必要があります。



戦後日本の衛生習慣を創出し、世界へと広がった「サラヤ品質」

 サラヤと言えば、日常で利用する台所用洗剤「ヤシノミ洗剤」やベビー用の「アラウ.ベビー」など一般家庭用製品が思い浮かぶ。しかし、実は、まだ日常的な手洗いが習慣化されていなかった戦後まもない1952年に日本初の「薬用石けん液」と「専用容器」の開発を手がけ、日本における衛生習慣を創出した企業なのだ。

「さあ! 手を洗って下さい」と呼びかけ、衛生意識を高める標語

 この歴史を感じる写真は創業まもない頃の資料。工場で働く女性たちに「さあ! 手を洗って下さい」と呼びかけ、衛生意識を高める標語と製品とをセットで啓発していったそうだ。サラヤは、製品(ハード)だけでなく標語(ソフト)もセットで提供することで、暮らしの中で、衛生習慣の向上を図ってきた。製品だけでなく標語自体も熟考されているという。

 今回の取材中、村松さんからは、関連する国や都の指針の有無や更新などの情報がほぼ即答されていた。プロの現場を支えつつ、法令等の基準を遵守し、コンプライアンスにも配慮した企業姿勢が感じられた。

 また、インタビューにもある通り、村松さんは手指保護のために寝る前のハンドクリームをすすめるが、サラヤは個人向けハンドクリームを販売していない。それゆえ、利益にとらわれず、日本の衛生習慣を支えようとする姿勢も垣間見えた。

 インタビューの中で、村松さんは次のようにも語っていた。

 「私が食品製造・調理などに関わるプロの現場の衛生指導に自信を持って臨めるのは、長年蓄積されてきた知見と社内にいる研究者や学術の専門家らと共に製品や技術、情報の提供が出来るからです」

 サラヤのスローガンは、「いのちをつなぐ」だ。

 「個人衛生の時代」だからこそ、自分や家族を守るために、プロの現場で選ばれている実績のある確かな製品をずっと使い続けたい。家庭の衛生環境はとても大切だ。


(取材・文:BOOKウォッチ編集部)

プロフィール

村松寿代(むらまつ・ひさよ)
 サラヤ株式会社サニテーション事業本部 食品衛生サポート部 食品衛生学術課次長。管理栄養士の資格も有し、スーパーマーケットや食品工場、飲食店などで食品衛生の指導を行う。


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■提供 サラヤ株式会社

 サラヤ株式会社(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:更家悠介)は、「世界の衛生・環境・健康の向上に貢献する」企業。各事業のSDGsの関連性を明確にし、ビジネスを通じて、グローバルな社会問題解決にチャレンジしている。
 なお、社長の更家悠介氏は、在大阪ウガンダ共和国名誉領事に就任。国内だけでなく、海外の衛生にも目を向けるグローバルな取り組みが注目されている。

ウガンダ共和国でのサラヤの取り組み

 2010年からはユニセフと共にアフリカ・ウガンダで石けんを使った正しい手洗いを伝える「100万人の手洗いプロジェクト」に取り組み、大きな成果を上げている。また、14年からはウガンダ製のアルコール手指消毒剤を製造開始し、現地で役立てられている。



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