本を知る。本で知る。

「神様 どうしてお母さんを選んだの?」。中学生の僕は限界寸前だった<48歳で認知症になった母(4)>

48歳で認知症になった母

 「ヤングケアラーの孤独 苦悩 葛藤 そしてその先にあるものとは――?」

 本書『48歳で認知症になった母』(KADOKAWA)は、小学5年生にしてヤングケアラーになった美齊津康弘(みさいづ やすひろ)さんの実体験をつづったコミックエッセイ。BOOKウォッチでは、本書の「第1章 変わっていくお母さん」を4回に分けてお届けする。

1回目から読む

 朝は学校へ行く僕を裸足で追ってきて、夕方は昔の家まで徘徊するお母さん。「どうか誰とも会いませんように」と祈りながらお母さんを連れて帰る僕。「もうお母さんなんか...いなくなっちゃえ!」――。僕の心は限界寸前だった。

 「わかってないよ! 誰も...何で誰も助けてくれないんだ!」
book_20221116074902.jpg
『48歳で認知症になった母』(原作:美齊津康弘、漫画:吉田美紀子)
book_20221116074955.jpg
book_20221116075008.jpg
book_20221116075022.jpg
book_20221116075034.jpg
book_20221116075046.jpg
book_20221116075100.jpg
book_20221116075113.jpg
book_20221116075125.jpg
book_20221116075138.jpg
book_20221116075151.jpg
book_20221116075206.jpg
book_20221116075221.jpg

 当時一番辛かったのは、周りから孤立していたことだったという美齊津さん。ヤングケアラーへの支援の輪を広げたい、彼らの気持ちに寄り添うために役立ててほしい。そんな思いが本書に込められている。

 ここに描かれているような衝撃的な出来事が、いつ自分の身に起こるかわからない。何気ない日常のありがたみを噛みしめた。大人はお母さんに、子どもは僕に、自分を重ねて心を揺さぶられることだろう。深く突き刺さり、涙なしには読めない作品。


■美齊津康弘さんプロフィール
 1973年福井県出身。防衛大学卒業後、実業団のアメリカンフットボール選手として活躍し、日本一となる。幼少期ヤングケアラーとして過ごした経験をきっかけに、選手引退後は介護の道へ進む。現在はケアマネジャーとして働きながら、自ら開発したWEBシステム「えんじょるの」を使って、買い物弱者問題の解決に取り組んでいる。

■吉田美紀子さんプロフィール
 山形県出身。20代からマンガ家として主に4コマ誌で活躍。セカンドキャリアで介護の仕事を始める。著作に『40代女性マンガ家が訪問介護ヘルパーになったら』(双葉社)、『消えていく家族の顔』(竹書房)があり、SNSでも発信をしている。


※画像提供:KADOKAWA
(C)Yoshida Mikiko,Misaizu Yasuhiro/KADOKAWA


 
  • 書名 48歳で認知症になった母
  • 監修・編集・著者名美齊津 康弘 原作、吉田 美紀子 漫画
  • 出版社名KADOKAWA
  • 出版年月日2022年11月 2日
  • 定価1,210円(税込)
  • 判型・ページ数A5判・144ページ
  • ISBN9784046818065

オンライン書店で詳しく見る(購入もできます)

アニメ・コミックの一覧

一覧をみる

書籍アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

漫画アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!

おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

出版社の皆様!

御社の書籍も、
BOOKウォッチに
掲載してみませんか?