2022年は三浦綾子生誕100周年
来る2022年は三浦綾子生誕100周年の年。
生誕100周年事業の一環として、三浦綾子初の歴史長編小説の『細川ガラシャ夫人』が
オーディオブック化されました。
オーディオブックには、1986年に刊行された新潮文庫版の上下巻がすべて収録されています。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で話題、不条理な苦難の中を命をかけて愛と信仰に生きた明智光秀の娘・玉子の生涯
細川ガラシャと言えば、昨年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公としても注目された武将・明智光秀の娘。
戦乱相次ぐ時代において、女性は男性の所有物であり、政略の具。
明智光秀の娘として何不自由なく育てられた玉子も、やがて織田信長の命により細川忠興へ嫁ぐこととなります。
時代と宿命に翻弄され、壮絶な生涯を送った玉子。愛と信仰を光に人間らしく生き抜いた姿、その言葉を朗読でご堪能下さい。

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三浦綾子(みうら・あやこ)
1922年4月、北海道旭川市生まれ。高等女学校卒業後、17歳から7年間小学校教師を勤めるが、太平洋戦争後、罪悪感と絶望を抱いて退職。その後、肺結核と脊椎カリエスを併発して13年間療養生活を送る。闘病中にキリスト教に出逢い、1952年に洗礼を受ける。1959年、三浦光世と結婚。1964年、朝日新聞の1000万円懸賞小説に『氷点』で入選し作家活動に入る。その後も『塩狩峠』『道ありき』『泥流地帯』『母』『銃口』など数多く小説、エッセイ等を発表した。1998年、旭川市に三浦綾子記念文学館が開館。1999年10月、逝去。
生誕100周年に向けたオーディオ化シリーズ第1弾で、今後『氷点』『塩狩峠』などの作品を刊行予定です。
こちらで「細川ガラシャ夫人」のサンプルを試聴いただけます。