都市伝説・ホラー・怪談話......。どんなに時代が移り変わろうとも、技術の進歩がめざましくとも、無くなる事のないそれらの話。
そんなものあるわけない、で終わらせてしまうのは赤子の手をひねるかの如くあまりに容易だ。かつては地球の形も飛行機の実現も、そうやって片付けられてしまったのだから。
未知への探求、期待、畏怖、敬い。不可解な領域は私たちに語りかけている。中山市朗氏は、その叫びともとれる語りに、ひたすら耳を傾けてきたのだろう。
中山市朗氏に関する重要なキーワードといえば「新・耳袋」だろう。1990年代のJホラーブームを牽引した同氏は数々の出版物、映像作品に協力をしてきている。
本オーディオブックの音声は中山氏本人によるもの。耳にするその語りは、決して気負いの無いあくまで自然な口調である。まるで見たこと聴いたことを、可能な限り解像度そのままに伝えようとするかのようだ。
ここで聴く話はただの恐怖にとどまらない。不可解な世界の理、法則のようなものを解き明かしたくなる気持ちに駆られるのだ。
語り手である中山氏も、その不可解に魅せられた一人なのだろう。きっと、あなたもそうであるように。
<目次>
【サユリ】(46分)
【旅の途中】(11分)
【コンピュータ怪談】(6分)
【15日に行きます】(27分)
【大阿闍梨】(19分)
【阿闍梨のお札】(9分)
YouTubeで 市朗怪全集 一 を試し聴き。
更なる詳細は弊社直販サイト でじじ をご覧下さい。
パンローリング株式会社では、投資家向け専門書を始めとし、国内外を問わず上質で様々な書籍の翻訳出版、復刊をしております。耳で聴く本・オーディオブックでは、古くより自社他社問わず音声化に適した魅力的な書籍を選書・音声化しており、中でも児童書の品質・作品数は国内一を誇ります。今後も、ロングセラーから、ちょっとマニアックな物まで読者・リスナーの毎日を豊かにしていただくための作品作りを行って参ります。
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