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敏感すぎる私の活かし方

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  • 書名 敏感すぎる私の活かし方
  • サブタイトル高感度から才能を引き出す発想術
  • 監修・編集・著者名エレイン・N・アーロン 著 片桐恵理子 訳
  • 出版社名パンローリング
  • 出版年月日2020年8月11日
  • 定価本体1,800円+税
  • 判型・ページ数四六判・並製・432ページ
  • ISBN9784775942376
  • CコードC0033

才能に恵まれた敏感すぎる人たち

ささいなことに動揺しがちで、周囲から神経質、臆病、引っ込み思案と思われているような敏感すぎる人たち。心理学者のエレイン・N・アーロン博士の研究によって、HSP(The Highly Sensitive Person=とても敏感な人)の存在が近年知られるようになりました。

強さやはっきりした自己主張が必要とされ、機転がモノをいう現代は、HSPにとって生きにくさを感じがちです。しかし、実はそんなHSPの中に、天賦の才能に恵まれた人達が存在します。

・些細なことによく気がつく
・豊かで複雑な内面世界を持つ
・芸術や音楽への感受性が高い
・注意力、正確さ、スピード、小さな違いを検知する仕事が得意
・繊細な、あるいは良質なにおい、味、音、芸術作品を堪能できる

などはHSPのもつ長所の一例でしょう。
感度が高いことは、強みといえるのです。

敏感すぎる人たちの4つの気質

アーロン博士は著書『敏感すぎる私の活かし方』の中で、彼らの4つの気質の頭文字をとってDOESと呼んでいます。その特徴は......

D(Depth):処理の深さ。行動する前に観察し考えるという点で、意識しているか否かにかかわらず、人よりも深く物事を処理する。
O(Overstimulation):刺激に敏感。あらゆることに注意を向けると、すぐに疲れてしまう。
E(Emphasis):感情や共感力の強さ。特に私たちに気づきや学びを促す。
S(Sensitive):周囲の些細なことにも気づく。
 心理学者たちに「どうやってこの新たな気質を発見したのか?」と訊かれることがある。その答えは、敏感さは新たな気質ではない、というものだ。心理学でよくおこなわれるように、行動から判断するのがむずかしいだけなのだ。そのため、心理学者らはこの気質に「恥ずかしがり」「抑制的」「内向的」といった、似て非なる呼び名をつけた。この気質を把握するのがとくに困難なのは、まず私たちが「行動しない」という行動を観察しなければならないからだろう。その結果HSPは、心配性、人が怖い、人嫌いだと思われてしまう。だが、そんなことはない。本書でも言及しているが、HSPの30パーセントは外向的なのだ!(「まえがき」より)

自己診断テストでHSP度がわかる

「繊細すぎる自分」に自らが傷つくことなく、周囲の人たちから理解を得ながら、より良く生活していくための方法が本書にはつまっています。

本書の冒頭には、次のような「HSP 自己診断テスト」がついていますので、
まずは、ご自分や家族のHSP度をはかってみてはいかがでしょうか。

<自己診断テスト>の一例
・まぶしい光、強いにおい、大きな音が苦手
・すぐに驚く
・短時間でたくさんやることがあると混乱する
・他人の機嫌に影響されやすい
・子供のころ、親や教師から繊細で内気だと思われていた

著者紹介

エレイン・N・アーロン(Elaine N. Aron)
サンフランシスコのユング研究所で学び、1992年から感覚処理感受性を研究する心理学者、大学教授。夫のアート・アーロンとともに、親密な関係性の研究家としても知られる。心理療法士、小説家でもあり、ベイエリアで心理療法を行いながら、一般向け・専門家向けのワークショップで教えている。公式サイト「Comfort Zone(www.hsperson.com)」で年4回ニュースレターを発行。著書に『ひといちばい敏感な子』(1万年堂出版)、『敏感すぎてすぐ「恋」に落ちてしまうあなたへ。』(講談社)、『ザ・ハイリ―・センシティブ・パーソン・ワークブック(The Highly Sensitive Person Workbook)』など。

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パンローリング株式会社

パンローリング株式会社では、投資家向け専門書を始めとし、国内外を問わず上質で様々な書籍の翻訳出版、復刊をしております。耳で聴く本・オーディオブックでは、古くより自社他社問わず音声化に適した魅力的な書籍を選書・音声化しており、中でも児童書の品質・作品数は国内一を誇ります。今後も、ロングセラーから、ちょっとマニアックな物まで読者・リスナーの毎日を豊かにしていただくための作品作りを行って参ります。

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