読むべき本、見逃していない?

編曲家は料理人!?

  • 書名 ヒット曲の料理人 編曲家・萩田光雄の時代
  • 監修・編集・著者名萩田 光雄 著
  • 出版社名株式会社リットーミュージック
  • 出版年月日2018年6月11日
  • 定価本体2,000円+税
  • 判型・ページ数A5判・352ページ
  • ISBN9784845632084

 ビジネスパーソンが「今、知りたい!」ニュースや情報を、広く・深く、そして楽しく「耳」に届けてくれる朝のラジオ番組『The News Masters TOKYO』(文化放送 AM1134/FM91.6 月~金 午前7時―9時)。毎週火曜日(朝8時25分ごろ)にはビジネス現場で役に立ちそうな本の紹介コーナーがある。

 今回ご紹介する本は、『ヒット曲の料理人 編曲家・萩田光雄(はぎた・みつお)の時代』(萩田光雄著/リットーミュージック)。本の要約サービスを提供する株式会社フライヤーのプロモーションマネージャー・井出琢人さんがおススメする一冊。

 著者は、タイトルにもなっている萩田光雄さんご本人。今年6月に出た本で、352ページという、なかなかの読みごたえだ。

 編曲家(アレンジャー)の萩田光雄さん。と言っても、あまりピンとこないかもしれないが、太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』を編曲(アレンジ)した...と言えばわかるだろうか。
 そう、萩田光雄さんは、日本の歌謡曲の発展を支えた「陰の立役者」の一人なのだ。その証拠に、山口百恵さんの『プレイバックPart2』や、久保田早紀さんの『異邦人』など、編曲した曲は1970年代〜1980年代を中心に、実に4,000曲を超える。

 そんな萩田光雄さんの生き方に焦点を当てた本。生い立ちから始まり、音楽の道に入ったきっかけが、中学校の音楽の先生に頼まれて打楽器とチューバを演奏したこと、22歳で音楽雑誌の作曲コンクールで1等賞を獲得したことなど、音楽の道にどっぷり浸かる経緯が書かれている。音楽業界だけでなく、全ての働く人達に読んでもらいたい一冊。もちろん、昭和の歌謡曲が好きな人には、たまらない本だ。

 最初、萩田さんは、ヤマハでバンドスコアを書く仕事を経験し、その後、編曲家になっていった。
 また、「ポプコン(ヤマハポピュラーソングコンテスト)」のアレンジもしていたという話には、番組パーソナリティのタケ小山氏も「あっそう!スゴい!」と、感心した様子だった。
 編曲を手掛けた『プレイバックPart2』では、「詩のシュールな感じを、編曲で反映せざるを得なかった」という。是非、今一度、「編曲」を意識しながら聴いてもらい、その「シュールな感じ」を、味わってほしいところだ。ちなみに、このシュールさには、タケ小山氏も「昭和の時代の編曲ってカッコいいよね!」と、興奮を見せた。

しかし一体、どこからどこまでが編曲家の仕事なのか?

 「カラオケ屋であなたが歌っているメロディーは作曲家が作ったもの。それ以外に鳴っている部分は編曲である」と、本の冒頭に書かれている。

 例として、筒美京平作曲の「木綿のハンカチーフ」をあげると、印象的なあの可愛らしいイントロ、実は萩田さんが作っている。筒美さんが作曲したのはメロディー部分のみで、本当に「歌」のところだけ。

 メロディーが素材だとすると、編曲家はまさに、アレンジの料理人ということだ。


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株式会社文化放送

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