◎かなりユニーク、でも実用的。「伝説のテキスト」が帰ってきた!
行政法を学ぶ大学生に加え、公務員・行政書士試験受験者、法科大学院の法学未修者、司法試験予備試験受験者、昇任・昇格試験や職員研修を受ける現職公務員に最適です。法科大学院の「共通的な到達目標モデル」(コアカリ)にも対応。
◎新しい学習スタイルで行政法の全体像と主要論点を効率的に学ぶ
許認可と手続3法(行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法)を行政法の「背骨」ととらえて一気に学んだ後、周りに知識を肉づけ。さらに、行政不服審査法と行政事件訴訟法は、互いに対比させながら同時並行に学ぶという「パラレル学習」を行います。
◎「知識ゼロ」の独習者を前提に、簡潔で理詰めのわかりやすい解説
最初は難しい言葉は使わず、専門用語は段階的に増やしています。相互参照したいページは、(▶p.○)のように細かく示しています。さらに、難読語や学術用語、原語(ドイツ語、フランス語など)にはすべてルビ(ふりがな)を付けています。
◎法律書の常識を超える豊富な図表がビジュアルな理解を助ける
重要な概念をわかりやすく説明、条文や判例をコンパクトに整理、行政法が扱われる現場を実例や数値データで紹介、‥‥と、全部で150以上の図と表を掲載し、本文の理解を助けています。複雑でわかりにくい事項も、具体的にイメージできるでしょう。
◎行政法を身近に感じられる具体例と数値データを多数掲載
行政法のテキストにありがちな抽象的な説明をできる限り避け、あることが「論じられる場面」を具体的に描写しています。また、社会の中でそれらが「どう存在・機能しているのか」を理解してもらうため、数値データを各所で引用しています。
第0章 本書で学ぶこと
第1章 「許認可」とは何か----「処分」論
第2章 行政法の「背骨」----許認可(処分)と手続3法
第3章 処分の「事前」手続法----行手法第2章と第3章の手続
第4章 処分の「事後」手続法----行審法と行訴法の「パラレル学習」
第5章 行政手続法----処分以外の手続
第6章 処罰と強制----行政法における義務論の「裏側」
第7章 行政法の3本柱
第8章 行政組織法の骨格----国の行政組織
第9章 地方自治法
第10章 行政救済法の総説と行審法の「落ち穂拾い」
第11章 行政事件訴訟の「鳥瞰図」
第12章 取消訴訟の諸問題(1)----総説・要件審理など
第13章 取消訴訟の諸問題(2)----本案審理・訴訟の終了
第14章 国家補償法
第15章 3つの手続:応用編----地方自治法と情報公開法

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【著者紹介】石川敏行(いしかわ・としゆき)
1951年、東京都生まれ。1974年、中央大学法学部法律学科卒業。1976年、同大学院法学研究科修士課程修了後、同法学部助手。同助教授及び同教授並びに同法科大学院教授を経て、2010年から2019年まで運輸安全委員会常勤委員(特別職国家公務員)。 旧国家公務員採用Ⅰ種試験(法律区分)試験専門委員、行政書士試験委員、新司法試験実施に係る研究調査会(法務省)委員、法科大学院コア・カリキュラム(行政法班)座長等を歴任。著書に『はじめての行政法』(共著、有斐閣)、『ドイツ語圏公法学者プロフィール』(単編著、中央大学出版部)など。
1991年、法学博士(独フランクフルト大学)。