働き方改革や長時間労働是正など働き方のパラダイム・シフトが進む中、管理職の皆さんには以前にも増して、EQや共感力、マインドフルネスを軸にしたリーダーシップ力が求められています。その中でも必要とされるリーダーシップのフレームワークが「BQリーダーシップ」です。
「BQ」とはIQ(知能指数)、EQ(感情知能)に続くビジネスの成功や人生を豊かにするために必要な第三の知能指数で、身体の知能指数のことを指します。BQを高めることで生産性が上がり、業務遂行上の不確実性が減り、残業や過剰労働をせずとも、業務を遂行できるようになります。これらのことからも今後働く人がパフォーマンスを上げる上で不可欠かつ、最も根源的な身体の健康維持、また健康増進にフォーカスした考え方がBQであり、管理者が無視することのできない重要な能力です。
本書では、個人の問題として捉えられていた健康管理を企業の経営課題として、フィジカルとメンタルの両面でサポートしていくために、今後必須であるBQリーダーシップの考え方を紐解くとともに、どのように現場で実践していくか丁寧に解説しています。
管理者やマネジメント、リーダーの皆さん。これからの時代に必須のスキルです。
《もくじ》《著者プロフィール》
序章 いま企業にBQが必要な理由
健康経営の3つの「誤解」
誤解1 社員全員でスポーツ大会をすることがゴールだと思っている
誤解2 社員の不健康な習慣がなくならないのは仕方ない・ 無理だと思っている
誤解3 健康と仕事のパフォーマンスのつながりを認知させていない
いま、日本の健康経営はどこを目指すべきなのか
第1章 ビジネスパーソンに必要なBQの基本
成功するビジネスパーソンは高い「BQ」を持っている
人生100年時代を生きるためには、健康が必要不可欠
BQを構成する6つの要素(6T)
第2章 まずはあなたのBQを高めよう
WHAT・WHY・HOW思考が「健康」を「パフォーマンス」に生かすカギ
いまの自分にBQがなぜ必要なのかを知る
HOWは「6T」でブレイクダウンする─SOMA(内的身体)編
HOWは「6T」でブレイクダウンする─BODY(外的身体)編
6Tの改善に重要な3つの「e」と、阻害する2つの「d」
第3章 健康をビジネスの成果につなげるBQリーダーシップ
組織としての業績向上にもBQが必要
あなたがとるべきリーダーシップとは
組織のトップの意志を代弁するBQリーダーシップ
まずは自分のチームがどのような状態なのかを知る
STEP1 ビジョン 適切な目標設定を行う
STEP2 コミュニケーション コーチングスキルを身につける
STEP3 メンバーの動機づけ 個人の行動変容段階を見きわめる
STEP4 チームビルディング チームの力を生かす
第4章 健康経営を率いるリーダーシップの最前線─企業インタビュー
第5章 今日からはじめる職場のBQ意識改革
組織ごとに異なる問題点
パターン1 業務から引き起こされる体形・体勢の悪化
パターン2 食生活と生活習慣による健康の乱れ
パターン3 加齢による体力や筋力の低下
パターン4 長時間労働によるメンタルヘルス不調
パターン5 多忙な現場が引き起こす、管理職のメンタルヘルス不調
パターン6 感情労働のストレスによるメンタルヘルス不調
社会環境に合わせて必要なBQリーダーシップは変化していく
コラム 株式会社セスク 村上宗さんインタビュー
〈付録〉ビジネスパフォーマンス向上のためのオフィスヨガ
❶ 仕事の合間にできるオフィスヨガ
❷ 姿勢(体勢)チェックのポイント
富士銀行、みずほ銀行、グロービス等ベンチャーを経て現職。90kgのメタボ脱却経験から、"死の前日まで狩りをする虎"のように、生涯現役を志す「心技体」のバランスのとれた人財育成、組織開発のソリューション支援を行う。企業研修への登壇は年間250回、年間5,000人のビジネスパーソンと対峙する日々。「生産性向上」「働き方改革」「健康経営」のテーマに沿って健康とビジネスパフォーマンスの研究にも携わる。著書に『結果が出せる! 評価が上がる! ビジネスマンの「カラダ再生」プログラム』(幻冬社)『MBA式健康防衛』(クロスメディア・パブリッシング)がある。
株式会社クロスメディア・パブリッシングは、2005年の設立以降、ビジネス書を中心に全国主要書店の売上ランキングにあがるベストセラー書を数多く出版しています。「あらゆるメディアを通じて、働く人々の問題解決をする」という理念のもと、電子書籍やWebサービスなどにも積極的に取り組んでいる会社です。
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