働き方改革関連法案の成立によって、法律的に労働時間に上限が設定されることになり、各企業では労働時間の対策に関心が高まっています。
一般に労働時間対策というと、「変形労働時間制」や「残業の申請制」、「ノー残業デー」の導入といった制度やルールの変更といった小手先のテクニックに終始してしまいますが、
「働き方改革」で問われているのは、労働時間を改善するための抜本的な対策です。
そこで本書では、労働時間を全社的に管理・改善するための手法として、労働時間に数値目標を設定して、それを部門ごと、個人ごとにブレイクダウンして管理することで、
会社としての数値目標を達成する手法「労働時間MBO制度」の導入を提案します。
経営管理の手法として知られている「目標管理制度(MBO)」を、
労働時間管理に適用した手法。
うまく活用していくためのポイントを3つにまとめて解説!
→詳しくはP71
管理者に必要な「残業の質」見極める力が必要。ではその判断基準とは?
当たり前だと思っていた残業に関する"6つの誤解"もスッキリ解決!
「やっていい残業、やってはいけない残業」の見極め方もわかります。
→詳しくはP116
・中堅、中小企業の経営者
・人事担当役員・人事担当者
・転職を考えているビジネスマン
・就職活動を控えている学生
《目次》
はじめに
第1章 「働き方改革」によって大きく変わる労働時間管理
第2章 労働時間管理に関する"よくある勘違い"
第3章 労働時間を改善するための"3つのステージ"
第4章 労働時間MBO制度で社員と会社を成長させる方法
第5章 労働時間MBO制度を導入する9つのステップ
第6章 助成金と認証制度を活用して労働時間を改善する
おわりに
労働時間MBOコンサルタント協会 メンバー紹介
《編著者プロフィール》
萩原 京二(はぎわら・きょうじ)
労働時間MBOコンサルタント協会 代表/株式会社全就連 代表取締役社会保険労務士法人 全就連 代表社員
1998年社会保険労務士として開業。
「組織づくり」「ルールづくり」「風土づくり」のプロフェッショナルとして、社員数300~1000人規模の中堅企業のコンサルティングを専門とする。
「世の中に新しい価値を提供する」ことを信条に、これまでに「業界初のビジネスモデル」を数多く開発している。
2017年より「労働時間の改善」に関する研究を開始し、「労働時間MBO制度」「労働時間マネジメント評価制度」など独自のコンサルティング手法を考案。
「労働時間MBOコンサルタント養成講座」を開催して、そのノウハウを全国の社会保険労務士に提供している。2018年、「労働時間MBOコンサルタント協会」を設立して代表に就任。
労働時間MBOコンサルタント協会
https://site.wtmbo.com/
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