本書は、実生活に身近な「ファッション」について考えることを通して、社会学に入門しようという野心的な入門テキストです。
ファッション誌のメディア史から最新の文化事象の分析まで、オーソドクスな社会学的思考にアプローチしていくファッション「で」学ぶ社会学。
もくじ
序 章 ファッションで社会学する(藤田結子・成実弘至)
パート1 メディア
第1章 女性ファッション誌を読みとく──なにを着るか,いかに生きるか(米澤泉)
第2章 男性ファッション誌を解読する──内容分析からみた男性文化の特徴(辻泉)
第3章 ファッション誌の歴史──近代化と服飾メディアの登場(田中里尚)
方法編 内容分析のすすめかた
パート2 身体・アイデンティティ
第4章 外見と自分らしさ──何のため/誰のために外見を整えるのか(谷本奈穂)
第5章 ジェンダーを"する"──逸れる,盛る,かき乱すファッション(北村文)
第6章 コスプレとサブカルチャー──受容を超え,参加する文化へ(田中東子)
方法編 インタビューのすすめかた
パート3 都市・流行
第7章 ファッションのしくみ──パリモードからファストファッションまで(成実弘至)
第8章 ストリートファッション──都市文化としてのファッション(渡辺明日香)
第9章 ファストファッション──ファッションの「自由」がもたらす功罪(工藤雅人)
方法編 アンケート調査のすすめかた
パート4 グローバリゼーション
第10章 国境を越えるデザイナー──ファッション界における境界と競争(藤田結子)
第11章 ファッションモデルの仕事から──グローバルな界における市場と労働(アシュリー・ミアーズ)
方法編 参与観察のすすめかた
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