このサイトを見ているあなたは、もちろんインターネットを使っていますよね。インターネットを使えば、いつでもどこでもあらゆる情報を入手できますし、自ら情報発信をすることも容易いです。
その反面、ネットによる風評被害、誹謗中傷、営業妨害といった問題は後を絶ちません。
インターネットを使っていればトラブルに巻き込まれる可能性は常にありますし、使っていなかったとしても知らないところで勝手に根も葉もないことを言われているかもしれません。もちろん、弁護士はいつでもインターネット削除請求を依頼される可能性があります。
本書は、そんなインターネット削除請求や発信者情報の開示請求について、IT系企業を起業した後に弁護士へと転身した神田知宏先生が、実務で使うことを前提に解説しています。神田先生は、実際にパソコン解説書の執筆をしたり、業務用アプリケーションの開発などに携わったりするほどインターネットに精通しておられます。
本書の前身となったものとして、神田先生が運営されているホームページがあるので、併せてご紹介しますね。
弁護士 神田知宏 公式サイト
このサイトでは、ネットによる風評被害、誹謗中傷、営業妨害といった問題の解決方法が説明されています。Twitter、グーグルの口コミ、5ちゃんねる掲示板など、サイトごとの削除請求・発信者情報開示請求のやりかたが提案されているほか、あらゆる資料・書式や用語集など、知りたい情報が項目別にまとめられています。実際に、このサイトは弁護士や裁判官も参考にしているほど信頼できるものです。
そして、このサイトの内容が、整理されるとともに体系的に加筆され、一冊に凝縮されたものが本書なのです!まさに、神田先生の集大成とも言える一冊です。
本書は実務家向けですので、弁護士が実際に手続きをする際に本書を参照する、という前提で書かれています。削除請求・発信者情報開示で使う資料や書式が充実しており、すぐに実務で使えます。さらに、見開き完結スタイルを採用しているので、知りたいことがどこに書いてあるかわかりやすく、スムーズな理解を助けます。
さらに、実務家でない方であっても、弁護士に削除・開示請求の依頼をしようとしている方や、うっかり良くない内容を投稿してしまった方、インターネットトラブルに興味がある方にとって、ためになる一冊となっております。
実務家にとって必見の良書であることはもちろん、被害者側、投稿者側、インターネットに関心がある方にとっても興味を持って読める一冊となっております。まずはぜひ神田先生のホームページをご覧いただき、さらに本書を読むことで、インターネットトラブルとそれに関係する手続きについて理解を深めましょう!
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