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もし担任の先生が弁護士だったら、クラスはどうなる?

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  • 書名 学校内弁護士
  • サブタイトル学校現場のための教育紛争対策ガイドブック
  • 監修・編集・著者名神内聡 著
  • 出版社名日本加除出版
  • 出版年月日2016年8月31日
  • 定価本体2,700円+税
  • 判型・ページ数A5判・272頁
  • ISBN9784817843302
  • Cコード2032
もしも担任の先生が弁護士だったら、弁護士的な発想を取り入れた学級経営を実践し、それによって生徒達は合理的思考や問題解決能力を身につけることができるのではないでしょうか。

(例えば...)
・生徒がクラスのルールに違反したときは比例原則(目的とそれを達成する手段との間に均衡関係があること)に基づいてペナルティを課す
・生徒間の争いで双方の言い分に合理性が認められる場合は和解案を示す
・担任として最低限のルールを提示し、具体的な問題を解決する際には生徒が自主的にルールを合理的に解釈して問題解決を図る

これらは、実際に教師(社会科担当)兼弁護士である神内聡先生が実践している学級経営の手法です。

学校現場では、いじめ、学校事故、保護者トラブル等、様々な紛争が発生しています。
先生が「学校内弁護士」活動で感じたことは、教育法が紛争を解決するルールとして正常に機能していないということでした。
そこで先生は、教育現場で適切に機能しうる教育法の視点と、弁護士の新しい職域の可能性を示す目的で本書を執筆しました。
具体的なQ&A57問で紛争を解決する考え方を示す、活きた教育紛争対策サポートガイドブックです。

(著者紹介)
神内聡
本郷さくら総合法律事務所弁護士、淑徳中学高等学校社会科教諭。
学校現場で高校生のクラス担任をはじめとする教員業務と、教育法と学校法務を専門とする弁護士業務を兼業する「学校内弁護士(スクールロイヤー)」事業を行っている。

教育紛争における心構え
Q 1 初期対応における3つの責任
学校で事故が起きた際に、保護者から「謝罪」「損害賠償」「教員の処分」の3点を求められました。この場合、学校はまずどのように対応すればよいでしょうか?

Q 2 初期対応で用いる「言葉」
初期対応の際には、保護者に対してどのような「言葉」を使えばよいでしょうか? 保護者に対して「申し訳ありません」という言葉を用いれば、法的責任を認めたことになってしまうのでしょうか?

Q 3 初期対応における文書の要求や録音への対応
初期対応で保護者が書面での回答を要求した場合や、面談内容を録音している場合には、どのように対応すればよいでしょうか?

Q 4 初期対応における弁護士の関与
初期対応の段階で、保護者に対して「弁護士と協議する」旨を回答すれば、保護者が態度を硬化させ、保護者も弁護士を付けてくることになり、紛争が長期化する可能性はありませんか?

Q 5 初期対応のポイント―生徒同士の問題における被害者対応
初期対応の際に、被害者やその保護者に対する対応において注意すべきことは何ですか?

Q 6 初期対応のポイント―紛争の「当事者」化
初期対応の際に、被害者が加害者と直接交渉したいと希望している場合は、それを認めてもよいでしょうか?

Q 7 初期対応のポイント―紛争当事者の教員への暫定措置
「いじめ」 や「体罰」 などにおいて、 初期対応の段階で学級担任や体罰教員に対し、 実質的な「 謹慎」 として「 病気欠勤」 としてもよいでしょうか?

Q 8 初期対応のポイント―「学年主任」を軸にした対応
初期対応ににおいては、校長が中心的役割を担うべきでしょうか?

具体的な教育紛争の検討
1 学校事故
Q 9 学校事故におけるポイント ―教育活動に内在する危険性の有無
学校事故が起きた場合、学校(教員)が法的責任を負うかどうかを判断するポイントは何ですか?

Q10 学校事故におけるポイント―法的責任が及ぶ範囲
学校事故において、活動内容、時間、場所など、学校(教員)が法的責任を負う範囲を画定するポイントは何ですか?

Q11 学校事故におけるポイント―加害者の親権者の責任
学校事故において、加害者の親権者が法的責任を負う場合に重要なことはありますか?

Q12 学校事故におけるポイント―学校の設置物に関する事故
学校の設置物に関する事故で、学校が法的責任を負うかどうかのポイントは何ですか?

Q13 学校事故を防止するための注意点
学校事故を防止するための危機管理体制を構築する際に、注意すべき点は何ですか?

2 いじめ
Q14 いじめの定義
「いじめ」の被害者の保護者から、「子どもがいじめられていると感じれば『いじめ』であり、学校は賠償すべきである」と言われました。学校はどう対応すべきでしょうか?

Q15 「いじめ」と法的責任
学校で「いじめ」が発生した場合、学校と加害者の法的責任はそれぞれどのような位置づけになるのでしょうか?

Q16 「いじめ」と当事者対応
学校は、「いじめ」の被害者と加害者に対して、どのような対応をとればよいでしょうか?

Q17 「いじめ」の被害者対応のポイント ―被害者に対する加害者の個人情報の提供
被害者の保護者から「うちの子がいじめられたので、加害者の連絡先を教えてほしい」と言われました。学校は加害者の連絡先を教えてよいでしょうか? また、「いじめ」の調査を行った場合、加害者の氏名等を被害者に教えるべきでしょうか?

Q18 「いじめ」の加害者対応のポイント
「いじめ」の調査におけるポイントは何ですか?

Q19 「いじめ」防止対策組織と専門家の関与
いじめ防止法では、学校に「いじめ防止対策組織」を設置することを義務付けていますが、この組織にはカウンセラーなどの専門家を構成員にする必要はありますか?

Q20 「いじめ」に関する定期的調査とアンケート調査の必要性
いじめ防止法では「いじめ」を早期に発見するため、学校に対し、定期的な調査を義務付けていますが、どのような調査が望ましいでしょうか? 例えば、アンケート調査は必ず実施した方がよいでしょうか?

Q21 ネットいじめ
いわゆる「ネットいじめ」に対しては、どのように対処すべきでしょうか?

Q22 啓発活動
いじめ防止法が制定されて以降、学校では弁護士による「いじめ防止出張授業」をはじめ、いじめ防止に関する啓発活動が盛んに行われています。その際に注意すべきことは何でしょうか?

Q23 「いじめ」の法的責任のポイント―「いじめ」の認識の有無
「いじめ」の法的責任を考える際に、最も重要なポイントは何でしょうか?

Q24「いじめ」の責任追及と学校と家庭の役割分担
「いじめ」の責任を追及する際に重要なことは何でしょうか?

Q25 「いじめ」における学校等の組織的責任
「いじめ」の事案において、教員の個人的責任を追及するのではなく、学校や教育委員会などの組織的責任を直接追及することは法的に可能でしょうか?

Q26 海外における「いじめ」の対応
海外における「いじめ」の対応は、日本とはどのように異なるのでしょうか?

3 体罰
Q27 「懲戒」と「体罰」の区別
授業中の私語が多いある生徒に対し、何度も注意をしても全く改善せず日に日にエスカレートするため、思わず手を出そうとしたら、「殴ったら『体罰』になるぞ」と挑発されました。このように授業を妨害し、教員の指導に従わないどころか、教員を挑発するような生徒であっても、手を出したら「体罰」に該当するのでしょうか?

Q28 「体罰」に対する考え方
「体罰」の事案において、最も重視すべきことは何でしょうか?

Q29 「体罰」教員に対する処分基準と被害者対応
「体罰」を行った教員に対して、被害生徒と親が解雇するよう学校に要求しています。「体罰」を行った教員は、直ちに解雇すべきでしょうか?

Q30 「 体罰」教員に対する処分と被害者以外の生徒・保護者に対する対応
学校が「体罰」を行った教員を懲戒免職する方針を固めたところ、クラスの生徒たちから「その先生は、いつも私語をして授業を妨害し、他の生徒に迷惑をかけている生徒を叱ってくれたので、辞めさせないでほしい」と陳情があり、保護者らも署名を集めて「その先生を辞めさせないでほしい」と嘆願書を提出しました。学校としてはどうすべきでしょうか。

Q31 教員の暴言など「言葉の暴力」
教員の暴言など、いわゆる「言葉の暴力」についても、「体罰」と扱うべきでしょうか?

4 不登校
Q32 「不登校」の種類
「不登校」にはどのような種類がありますか?

Q33 「不登校」への対応のポイント―「公正」 と「平等」 の重視
「不登校」の生徒を対応する際には、どのようなことに気をつけるべきでしょうか?

Q34 「不登校」と「いじめ」
30日以上欠席している生徒の保護者から、「『いじめ』が原因で『不登校』になっているので、学校は責任を負うべきであり、単位を認定すべきである」と要求されました。その生徒が「いじめ」を受けているという情報はなく、むしろ、家庭の問題に関する情報が得られているのですが、このような場合であっても、学校は「いじめ」の調査をしなければなりませんか?

Q35 「不登校」と医師の診断書及び学校外施設での単位認定許可
長期欠席をしている生徒の保護者から、「医師から『解離性同一性障害』であると診断された。本人はフリースクールに通いたいと言っているので、学校で単位を認めてほしい」と要求されました。学校はどうすべきでしょうか?

5 保護者対応
Q36 保護者対応のポイント―保護者のクレームの合理性
保護者のクレームに対応する際には、どのようなことに注意すればよいですか?

Q37 別居中の保護者への対応
別居中の保護者に対しては、同居親と別居親の、いずれの保護者にも連絡しなければならないでしょうか? 同居親から、「別居親には子どもの成績や学校行事などの情報を絶対に知らせないでほしい」と要求されている状況で、別居親から「子どもの情報を教えてほしい」と要求された場合、どのように対応すべきでしょうか?

Q38 虐待が疑われる保護者への対応
実際に虐待を受けたのではなく、虐待を受けていると疑われる生徒の保護者に対しては、学校はどのように対応すべきでしょうか?

Q39 PTAの法的性質
PTAへの加入を拒否し、会費の納入も拒否している保護者に対しては、どのように対応すべきでしょうか?

6 第三者とのトラブル
Q40 外部者からのクレーム―生徒を盗撮した外部者
本校には通学路での飲食を禁止する校則がありますが、学校に「生徒がバス停で飲食している」という外部者からのメールがあり、その様子を撮影した写真も添付されていました。どのように対応すべきでしょうか? また、撮影された生徒の保護者が、外部撮影者の氏名等を教えるように要求した場合はどうすべきでしょうか?

Q41 外部者による学校批判
予備校講師が予備校での授業中に生徒の通う学校を中傷している旨の情報が入りました。「あの学校の授業は良くないので、うちの予備校に来た方がよい」と勧誘をしているそうです。学校としてはどのように対応すべきでしょうか?

7 学校運営
Q42 報告書の記載内容と情報公開請求
いじめや体罰、学校事故などに関する報告書を作成する際にはどのような点に注意すべきでしょうか? また、報告書が後日情報公開請求された場合にはどのように対応すべきでしょうか?

Q43 教育内容の変更
保護者から、「入学前の説明会で言われたことと、実際に入った後の教育内容が異なる。説明会で言った教育内容を実施してほしい。そうでなければ詐欺である」とのクレームがありました。入学後の教育内容の変更については、どのように考えればよいでしょうか?

Q44 教員の成績評価権と校長の課程修了認定権
私の高校では教務上の慣習として、授業担当教員が5段階評定で1の評定を付けた生徒は留年にしています。そのような中で、ある科目を担当する教員が、定期試験の成績が非常に悪い上に出席状況が良くなく提出物も出さない生徒に対して1の評定を付けました。ところが、校長はできる限り留年者を出さない学校方針を打ち出していることから、教務上の慣習に反してこの生徒の課程修了を認めて進級させました。こうした扱いには問題はないでしょうか?

Q45 生徒の個人情報管理
緊急連絡網の作成について、個人情報の記載に同意しない保護者がいる場合、どのように扱えばよいでしょうか?

Q46 私費会計の取扱い(教材費・部活動費・給食費など)
教材費や部活動費などのいわゆる私費会計については、どのように取り扱えばよいでしょうか? また、給食費に関してはどのような点に留意すればよいでしょうか?

Q47 生徒の政治的活動
高校3年生の生徒が学校で特定の政党を支持する新聞を無料で配布していますが、これを禁止することは可能でしょうか? また、学校外でこのような行動を禁止することは可能でしょうか?

Q48 授業内容の政治的中立性
社会科の授業において、特定の政党を批判する内容の授業を行う教員がいる、という保護者からのクレームがありました。授業内容の政治的中立性についてはどのように考えればよいですか?

Q49 学校行事の政治的中立性
学校の弁論大会で、弁士の生徒が「政府の安全保障に反対する結論」の弁論を行ったことに対し、保護者から「政治的中立性に反する教育であり、学校行事の名を借りて政治的活動が行われている」とクレームがありました。どのように対応すべきでしょうか?

Q50 著作権と学校教育
学校で著作物を扱うルールが分かりづらいのですが、どのようなルールを理解しておけばよいですか?

Q51 中学留学の法的問題点
中学生の子どもを海外の学校に留学させることは可能でしょうか?

Q52 インターナショナルスクール卒業生の受入れ
私立中学校において、インターナショナルスクールに在籍する児童(小学生相当)と日本国籍を有するその保護者から、当該私立中学校に進学したい、という申し出がありました。どのように対応すべきでしょうか?

8 外部専門家の関与
Q53 スクールカウンセラーの守秘義務
不登校が続いている生徒が、学校に来校するスクールカウンセラーのカウンセリングを受診しました。しかし、スクールカウンセラーからは生徒との詳細なカウンセリング内容については守秘義務のため学校にも報告することはできない、と回答されました。当該生徒はクラスの人間関係に悩んでおり、担任が事前にクラスの生徒から聴取した情報と当該生徒及び保護者から得た情報が真っ向から食い違っているため、スクールカウンセラーが得た情報はぜひ知りたいと考えています。スクールカウンセラーの守秘義務に関してはどのように考えればよいでしょうか?

Q54 医師の診断書の扱い
医師の診断書に「『いじめ』が原因で不登校になっている」などといった因果関係や事実関係を示す記載がある場合、学校はどのように取り扱うべきでしょうか?

9 特別支援教育
Q55 特別支援学級への転籍を保護者が拒否した場合
小学校の普通学級に通学する重度の心臓疾患を抱えた児童に対し、特別支援学級への転籍を促したところ、保護者がこれを拒否しました。学校としてはどのように対応すべきでしょうか?

Q56 障害者差別解消法
ADHDの生徒の保護者から、「子どもの成績が悪いのは発達障害のせいであるから、障害を考慮して他の生徒と同じ授業や試験ではなく、補習やレポートで対応してほしい」という要求がありました。学校としてはどのように対応すべきでしょうか?

Q57 私立学校での障害児対応とインクルーシブ教育
足が不自由で車いすが必要な子どもが、家から近く、大学進学実績も高く、エレベーターも設置された私立学校である本校の受験を希望しています。しかし、本校は今まで車いすの生徒を受け入れたことはなく、特別支援教育の経験がある教員もいません。どのように対応すべきでしょうか?

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