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「危機」の時代に、憲法と憲法学はどう対応していくのか

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  • 書名 危機の憲法学
  • 監修・編集・著者名奥平康弘 ・樋口陽一 編著
  • 出版社名弘文堂
  • 出版年月日2013年2月28日
  • 定価本体4,100円+税
  • 判型・ページ数A5・上製・458ページ
  • ISBN9784335355394
憲法学界を代表する執筆陣が「危機」という観点から今後の憲法理論の課題・展望を模索する、「異端」の書。各章では、2011年3月11日の東日本大震災を契機に顕在化した、しかもそこにとどまらない困難な原理的テーマに正面から組みかかります。

たとえば、いわゆる「議事録不作成問題」は今後の公文書管理という国家ガバナンスの根幹に関わる重要テーマにおいてラディカルな問いを突きつけ、また「危機対応」の名のもとに非常事態権限を創設することの是非は、今までにないリアリティをもって、立憲主義に対し古くて新しい問いを投げかけました。選挙制度に関しても、原発事故にともなう避難のためにいくつかの自治体が丸ごと移転するという異常事態のもとで統一地方選が行われました。そしてほかにも、「教育」「生存」「表現の自由」「知る権利」など、「危機」はこれら基本的人権の既存理論に対しても再検討を促しました。

「3.11」に限らず、現代日本は少子高齢化、財政難、年金・社会保障、安全保障といった課題をかかえた、恒常的な「危機」にあるといえます。本書は、そうした「危機の時代」にあえて憲法の対応力を問うことで、アクチュアルかつ強靱な憲法原理論の(再)構築に大きく寄与しようとする試みです。

目次


第1章 「危機」への知の対応―16世紀と20世紀:2つの例(樋口陽一)
第2章 統治のヒストーリク(石川健治)
第3章 決定-アーカイヴズ-責任―〈3.11〉と日本のアーカイヴァル・ポリティクス(蟻川恒正)
第4章 執政・行政・国民―フランス原子力安全規制を素材として(曽我部真裕)
第5章 危機・憲法・政治の"Zone of Twilight"(駒村圭吾)
第6章 国家緊急権論と立憲主義(愛敬浩二)
第7章 世代間の均衡と全国民の代表(長谷部恭男)
第8章 危機と国民主権―基盤のゆらぎと選挙(只野雅人)
第9章 表現の不自由と日本〈社会〉(阪口正二郎)
第10章 原子力災害と知る権利―危機における情報公開と危機対応の検証の観点から(鈴木秀美)
第11章 公教育における平等と平等における公教育の意味―「フクシマ」のスティグマ化に抗して(巻美矢紀)
第12章 生存・「避難」・憲法(葛西まゆこ)
第13章 既得権と構造改革―「危機」は財産権の制限を正当化するか(中島徹)
第14章 憲法第9条・考(奥平康弘)

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