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<書評>『PCR検査を巡る攻防 見えざるウイルスの、見えざる戦い』

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  • 書名 PCR検査を巡る攻防
  • サブタイトル見えざるウイルスの、見えざる戦い
  • 監修・編集・著者名木村浩一郎 1961年福岡県生まれ。リーダーズノート出版代表、リーダーズノート編集部編集長。編集者、ライター。出版社、プロダクションを経て現職。

  • 出版社名りーダーズノート出版
  • 出版年月日2020年7月16日
  • 定価本体1200円+税
  • 判型・ページ数四六判・160ページ
  • ISBN9784903722801
  • CコードC0095

アクセスジャーナル 山岡俊介による書評


  先日発売になった本書は、PCR検査強化がいかに重要だったか、それにも拘わらず安倍内閣が経済優先のためそれを無視したのに、強化したら医療崩壊するなどと大手マスコミが厚労省、御用学者の言い分をいかに一方的に伝えて来たかを分析した内容。

 安倍首相は「緊急事態宣言」が解除された5月25日、記者会見で、「わずか1カ月半で今回の流行はほぼ収束させることができた。日本モデルは世界の模範だ」と語っていたが、昨日の新たな感染者は全国で981人、東京で366人と、共に2日連続で過去最多を更新したのはご存じの通り。

「安倍経産省内閣」とも揶揄されるように、当初から国民の健康や命より、経済界に忖度してPCR検査をろくにせず、無症状関係者を放置して来た結果がこれで、「日本モデルは世界の模範だ」などとよくいったものだ。また、国民の7割以上が反対しているのに、東京都だけ除外するかたちで「GoToキャンペーン」を強行。

 本書の著者である木村浩一郎氏も、同様の見方のようで、このままでは大規模な第2波が来ると強い危機感を持ち、この間の医療界とメディア報道を分析しまとめたのが本書だ。

  読んだ感想をいえば、PCR検査を強化すべきとの声に対し、厚労省のプロパガンダ(PCR検査を強化したら医療崩壊するなど。しかし、実施した欧米諸国などで崩壊したケースを聞かない)のようなNHKのコロナ特集番組始め、他の大手メディアでも御用学者の国はPCR検査を強化しようとしているが医者が感染が怖くて拒否する、民放メディアに登場する国民目線識者は「ド素人」、「PCR検査では陰性証明できない」(=だからやっても意味ない)、果ては、SNS上の「東京五輪延期が決まるや感染者が増えた」旨の発言を槍玉に上げ「陰謀論」とまでいうなど、いかに政府に都合のいい一方的情報がいつ、どのメディアで流されて来たかわかり、マスコミの末端にいる本紙としても、改めてマスコミの罪に愕然とさせられた。

  本当に、この国は民主主義国家なのか?
  もちろん、この木村氏の問題提起はいまも重要だ。
 確かに当初よりPCR検査は強化されたとはいえ、今も感染、クラスターのリスクが高い医療従事者全員の定期検査(無料)さえされていない。感染すれば死亡率が高い高齢者施設、感染者多発地区住民なども同様。ちなみに、7月11日に「死者ゼロ宣言」した米NY州の1日検査数は6万件だ(人口が約半分の東京都は現在でも3000人台)。


価格1200円+税 アクセスジャーナル 
2020年7月24日 (水) アクセスジャーナル書評
Shunsuke Yamaoka

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『どこかに「毒」がなくてはつまらない。どこかに「蜜」がなくては諭しめない。どこかに「骨」がなくては意味がない』それらを自らのレーゾンデートルと位置付け、精力的に出版活動を行っている出版社。

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